右記グラフは製薬業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。
製薬業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。
平成21年の製薬業界の業界規模(主要対象企業62社の売上高計)は8兆8,418億円となっています。
製薬業界の過去の推移を見ますと、平成16年以降、年を追うごとに上昇を続けており、平成21年までは製薬業界は増加傾向にあると言えます。
国内の製薬業界は再編・統合を繰り返しています。
05年4月に山之内製薬と藤沢薬品工業が合併し、アステラス製薬が誕生。05年10月に大日本製薬と住友製薬が合併し大日本住友製薬が誕生。
07年4月には三共と第一製薬が経営統合し、第一三共が誕生。07年4月には第一三共ヘルスケアがゼファーマを吸収合併。07年10月には、田辺製薬と三菱ウェルファーマが合併し、田辺三菱製薬が誕生しました。
こうした再編・統合を繰り返す背景として、海外企業への対抗策が挙げられます。ファイザー(米)、グラクソ・スミスクライン(英)、サノフィ・アベンティス(仏)など売上高4兆円を超える巨大企業に対抗するには統合を繰り返し、豊富な資金力を蓄える必要があります。
06年4月の薬価引き下げの影響以降、国内の医薬品市場は激化。製薬各社は海外へと市場をシフトしています。
業界最大手の武田薬品工業は08年5月、ミレニアム・ファーマシューティカルズ(米)を買収。翌年3月には武田ファーマシューティカルズ・インターナショナルを設立。
業界大手の第一三共はインド最大の製薬会社ランバクシー・ラボラトリーズ社を買収。さらにエーザイは08年にMGIファーマ(米)を買収。09年9月には大日本住友製薬がセプラコール(米)を買収しました。
また、近年では特にアジアでの大衆薬市場の成長が著しく、2ケタの成長率を誇ります。08年、第一三共はランバクシー・ラボラトリーズ(印)を子会社化。09年10月、大正製薬はBMSI(インドネシア)を買収するなど、各社ともアジアでの事業体制の整備に力を入れています。
企業名 |
売上高 (億円) |
売上高 シェア※ |
製薬業界 売上高シェアグラフ |
|
1 |
武田薬品工業 | 1兆4,659 |
16.6% |
|
2 |
アステラス製薬 | 9,748 |
11.0% |
|
3 |
第一三共 | 9,521 |
10.8% |
|
4 |
エーザイ | 8,031 |
9.1% |
|
5 |
大塚HD(医療関連事業) | 7,159 |
8.1% |
|
6 |
中外製薬 | 4,289 |
4.9% |
|
7 |
田辺三菱製薬 | 4,047 |
4.6% |
|
8 |
協和発酵キリン |
3,091 |
3.5% |
|
9 |
大日本住友製薬 | 2,962 |
3.4% |
|
10 |
塩野義製薬 | 2,785 |
3.1% |
製薬会社の売上高ランキングを見ますと、ランキング首位の武田薬品工業が一歩リード。2以下は混戦状態となっています。
前年に比べ業績を伸ばした製薬会社はランキング6位の中外製薬、10位の塩野義製薬、3位の第一三共で、それぞれ売上高前年比+31.2%、+22.4%、+13.1%の増加となっています。
※シェアとは製薬業界規模(対象企業の売上高合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで製薬市場における各企業の占有率を知ることができます。
各ランキングをクリックするとそれぞれの製薬会社の詳細ランキングページにジャンプします。
武田薬品工業、アステラス製薬、第一三共、エーザイ、大塚ホールディングス(医療関連事業)、協和発酵キリン、中外製薬、田辺三菱製薬、大日本住友製薬、大正製薬、興和、塩野義製薬、小野薬品工業、久光製薬、ロート製薬、参天製薬、ツムラ、キョーリン製薬ホールディングス、科研製薬、持田製薬、キッセイ薬品工業、日本新薬、エスエス製薬など計62社。
平成22年3月決算時(他時期決算企業あり) 各社有価証券報告書より作成
当製薬業界の動向、現状、ランキング、シェア等のコンテンツは上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。業界データは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。
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