右記グラフはドラッグストア業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。
ドラッグストア業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。
平成21年のドラッグストア業界の業界規模は2兆9,524億円(主要企業23社の売上高計)となっています。
ドラッグストア業界の過去の推移を見ますと、平成16年以降、年を追うごとに上昇を続けており、平成21年までのドラッグストア業界は拡大傾向にあると言えます。
一見、好調な推移を見せるドラッグストア業界ですが、ここ数年の既存店の伸びは鈍化しています。
既存店の売上は伸び悩みを見せており、業界の拡大を下支えしているのが新規出店による売上増。今後は新規出店による増収も頭打ちになるとの観測で、将来的にドラッグストア業界は飽和状態を迎えるとの見方です。
こうした動向の中、ドラッグストア各社は再編に乗り出しています。
07年10月、ドラッグストア最大手のマツモトキヨシは株式移転によりマツモトキヨシホールディングスを設立。本格的なグループ再編に取り組み始めました。
一方、06年スギ薬局がイオン・ウエルシア・ストアーズを離脱。07年10月にはCFSコーポレーションがアインファーマシーズと経営統合を発表。この後、撤回を表明し、08年3月CFSはイオン・ウェルシア・ストアーズ傘下に。
さらに08年4月にはセガミメディクスとセイジョーが統合。ココカラファインホールディングスが誕生。同年9月には、ウエルシア関東と高田薬局が統合しグローウェルHDへ。同年同月、スギ薬局が持株会社移行によりスギホールディングスに社名を変更しました。
09年8月には業界首位のマツモトキヨシHDがローソンと業務提携。さらに、2010年5月にはイオンがCFSコーポレーションを子会社化。薬事法改正の影響をにらんだ業界再編が加速しています。
09年6月に改正薬事法が施工されました。これにより、薬剤師が常駐していなくてもリスクの低い大衆薬を販売することが可能になり、スーパーやコンビニ、家電量販店といった異業種が参入してくる図式になります。
拡大を続けてきたドラッグストア業界ですが、既存店の売上の伸び悩み、価格競争の激化、異業種の参入など課題は山積。競争が激化すれば規模の利益が強まるため、さらなる規模拡大に向けた再編も予想されます。
企業名 |
売上高 (億円) |
売上高 シェア※ |
ドラッグストア業界 売上高シェアグラフ |
|
1 |
マツモトキヨシHD | 3,930 |
13.3% |
|
2 |
スギホールディングス | 2,935 |
9.9% |
|
3 |
サンドラッグ | 2,841 |
9.6% |
|
4 |
ツルハホールディングス | 2,797 |
9.5% |
|
5 |
カワチ薬品 | 2,323 |
7.9% |
|
6 |
コスモス薬品 | 2,053 |
7.0% |
|
7 |
ココカラファイン HD | 1,909 |
6.5% |
|
8 |
クリエイトSD HD |
1,490 |
5.0% |
|
9 |
CFSコーポレーション | 1,443 |
4.9% |
|
10 |
アインファーマシーズ | 1,254 |
4.2% |
ドラッグストアの売上高ランキングを見ますと、業界首位のマツモトキヨシホールディングスが一歩リード。2位以下は混戦状態となっています。
前年に比べ売上高を伸ばしたドラッグストア会社はランキング3位のサンドラッグ、6位のコスモス薬品、7位のココカラファインHDで、それぞれ売上高前年比+22.2%、+15.5%、+12.2%の増加となっています。
※シェアとはドラッグストア業界規模(対象企業の売上高合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでドラッグストア業界における各企業の占有率を知ることができます。
各ランキングをクリックするとそれぞれ各ドラッグストアの詳細ランキングページにジャンプします。
マツモトキヨシホールディングス、スギホールディングス、カワチ薬品、サンドラッグ、ツルハホールディングス、CFSコーポレーション、クリエイトSDホールディングス、コスモス薬品、アインファーマシーズ、ココカラファインホールディングス、キリン堂、アライドハーツ・ホールディングス、日本調剤、クスリのアオキ、クオール、レデイ薬局、サッポロドラッグストアーなど計23社
平成22年3月決算時(その他時期決算企業あり) 各社有価証券報告書より作成
当ドラッグストア業界の現状、ランキング等コンテンツは上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。業界データは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。
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