右記グラフは総合商社業界の業界規模の推移をグラフで表したものです。
総合商社業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。
平成21年の総合商社業界の業界規模(主要対象企業8社の売上高計)は62兆3,036億円となっています。
総合商社業界の過去の推移を見ますと、平成16年から19年までは上昇を続けていましたが、平成20年、21年には下落に転じています。
原油、石炭、鉄鉱石など世界的な資源需要の波に乗り、過去最高益を記録してきた総合商社業界。
しかしながら、平成20年には資源エネルギー価格の暴落、金融危機による海外需要の落ち込み、円高での輸出減少など事態は急変。21年も同様の推移を見せ、平成22年3月決算では総合商社8社全てが前年比マイナス成長を記録しました。
自動車、家電産業等の影響で前年比マイナス成長を遂げた総合商社業界ですが、金属資源、エネルギー、食料分野では好調な伸びを見せています。
特に前年比マイナス率が低かった丸紅は食料・金属資源分野で、三菱商事は鉄鋼・非鉄原料分野で大幅増益を記録しています。
世界不況の影響を受けた総合商社業界ですが、中長期的に見れば新たな産業への期待感も伺えます。
既存資源が枯渇化する中、太陽光発電などの新エネルギーへの変換、新興国を中心とした人口増加による食料問題など世界的な潜在需要は今後見込めます。
実際に三菱商事、三井物産、伊藤忠商事などは海外の太陽光発電事業会社を買収する動きに出ており、丸紅は食料会社と相次いで包括提携を結んでいます。
資源依存からの脱却を図り、新たな産業へと投資を始めた総合商社業界。今後もこうした動きは活発化される見込みです。
企業名 |
売上高 (億円) |
売上高 シェア※ |
総合商社 売上高シェアグラフ |
|
1 |
三菱商事 | 17兆0,987 |
27.4% |
|
2 |
伊藤忠商事 | 10兆3,067 |
16.5% |
|
3 |
三井物産 | 9兆3,583 |
15.0% |
|
4 |
丸紅 | 7兆9,650 |
12.8% |
|
5 |
住友商事 | 7兆7,671 |
12.5% |
|
6 |
豊田通商 | 5兆1,022 |
8.2% |
|
7 |
双日 | 3兆8,444 |
6.2% |
|
8 |
兼松 |
8,612 |
1.4% |
平成21年の総合商社で対前年比で業績を伸ばした企業はありませんでした。三菱商事は売上高前年比-23.6%、伊藤忠商事は-14.6%、三井物産は-28.7%、丸紅は-23.9%、住友商事は-27.7%の減少を記録しています。
※シェアとは総合商社業界規模(対象企業の売上高合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することで総合商社業界における各企業の占有率を知ることができます。
各ランキングをクリックするとそれぞれ総合商社の詳細ランキングページにジャンプします。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、豊田通商、双日、兼松の計8社。
平成22年3月決算時 各社有価証券報告書より作成
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