右記グラフはアパレル業界の市場規模の推移をグラフで表したものです。
アパレル業界の規模の推移を見ることでその市場の大まかな現状や動向を把握することができます。
平成20年のアパレル業界の業界規模(主要対象企業64社の売上高計)は4兆3,729億円となっています。
アパレル業界の過去の推移を見ますと、平成15年以降拡大を続けてきましたが、18年から19年にかけて鈍化、19年からは減少に転じています。
経済産業省「08年商業販売統計」によると98年から大型小売店の衣料品販売額は減少を続けています。平成22年3月決算(他時期決算企業あり)ではファーストリテイリング、しまむらを除く上位7社が対前年比マイナスの売上高を記録。アパレル業界は苦しい局面を迎えています。
アパレル業界が苦戦を強いられている主な原因としては、個人消費の低迷、百貨店の業績不振、消費者の消費価値観の変化などが挙げられます。
百貨店を中心に展開している高価格路線のアパレルメーカーは苦戦していますが、一方で、SPA(製造小売り)をコアコンピタンスとするファーストリテイリングやしまむらといった低価格路線のアパレルメーカーが好調な業績を残しています。
特に『ユニクロ』を展開する業界首位のファーストリテイリングの業績は好調。国内では1,000坪規模を誇る超大型店の展開を推進。海外ではニューヨーク、パリ、ロンドンなど主要都市を中心に展開し、海外店舗数は136、国内外計944店舗となっています(2010年8月末現在)。
景気の停滞感による消費者の購買意欲は低迷しています。一部の富裕層を除き、消費者の傾向は「安くて良いもの」を好む方向に。ユニクロのようなファストファッションが支持される一方、百貨店を中心とした高価格帯のアパレルは敬遠される結果に。アパレル市場全体の勢力図もここ数年で様変わりしました。
また、08年秋からはH&M(スウェーデン)、フォーエバー21(米)など外資系企業が参入。ファストファッションにさらなる拍車がかかる一方、価格競争もますます激化することが予想されます。
企業名 |
売上高 (億円) |
売上高 シェア※ |
アパレルメーカー 売上高シェアグラフ |
|
1 |
ファーストリテイリング | 6,850 |
16.7% |
|
2 |
しまむら | 4,296 |
10.5% |
|
3 |
ワールド | 3,141 |
7.7% |
|
4 |
オンワードホールディングス | 2,486 |
6.1% |
|
5 |
青山商事 | 1,946 |
4.7% |
|
6 |
ワコールホールディングス | 1,632 |
4.0% |
|
7 |
グンゼ | 1,381 |
3.4% |
|
8 |
AOKIホールディングス |
1,311 |
3.2% |
|
9 |
レナウン | 1,290 |
3.1% |
|
10 |
西松屋チェーン | 1,177 |
2.9% |
アパレルメーカーの売上高ランキングを見ますと、『ユニクロ』を展開するファーストリテイリングがリード、2位にしまむら、3位にワールドと続きます。
前年に比べ売上高を伸ばしたアパレルメーカーはランキング首位のファーストリテイリング、2位のしまむら、10位の西松屋チェーンでそれぞれ売上高前年比+16.8%、+4.6%、+1.2%の増加となっています。
※シェアとはアパレル業界規模(対象企業の売上高合計)に対する各企業の売上高が占める割合です。シェアを比較することでアパレル市場における各企業の占有率を知ることができます。
各ランキングをクリックするとそれぞれのアパレルメーカーの詳細ランキングページにジャンプします。
ファーストリテイリング、しまむら、ワールド、オンワードホールディングス、青山商事、レナウン、ワコールホールディングス、グンゼ、三陽商会、AOKIホールディングス、サンエー・インターナショナル、西松屋チェーン、ライトオン、クロスプラス、ポイント、ユナイテッドアローズ、ハニーズ、はるやま商事、東京スタイル、マックハウスなど計59社。
平成22年3月決算時(他時期決算企業あり) 各社有価証券報告書より作成
当アパレル業界コンテンツは上記企業の有価証券報告書に基づき掲載しております。業界データは上記企業のデータの合計または平均を表したものです。掲載企業に関しましてはできる限り多くの企業を反映させるよう努めていますが、全ての企業を反映したものではありません。あらかじめご了承ください。また、情報に関しましては精査をしておりますが、当サイトの情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業の有価証券報告書にてご確認ください。
IT
一方で、平成21年に入り情報処理各社は…
飲食
飲食業界の過去の推移を見ますと平成16年…
小売
小売業界の過去の推移を見ますと、平成16年か…
ホテル
特に外資系ホテルの新規参入が目立ち、03年…
ゲーム
近年のゲーム業界の拡大を牽引してきたのが…
金融
金融業界の過去の推移を見ますと、平成16年…
医療機器
近年の医療機器業界の特色としましては、輸…
自動車
国内での自動車販売が減少していた…
家電
20年秋のリーマンショックに端を発し…
石油
こうした不安定な動向を受け、石油大…
化学
平成20年に入り世界的な原油価格の…
鉄鋼
20年後半の世界同時不況で事態は…
建設
建設業界縮小の要因としましては、…
旅行
20年の旅行業界の不振は上期は…
航空
金融危機に端を発した世界同時不…
食品
09年の食品業界は前年から続く値…
不動産
平成18年までの不動産市場の好調…
損害保険
損害保険業界は19年秋の金融危機…
アパレル
アパレル業界が苦戦を強いられて…
出版
書籍・雑誌の売上高は96年をピーク…